今回、報道で湊町にある老舗旅館「玉川」が2020年4月末で廃業したという情報がありました。

大正１０年創業で、今年がちょうど１００年目の節目だったようで、１００周年を目前で閉業となってしまいました。
昨年発生した大型台風で大きな影響があり、今回新型コロナウイルスの影響もあったことから3月は半分の売り上げ、4月は売り上げゼロの状態だったそうです。

「玉川」は本館・第一別館・第二別館があり、いずれも2002年４月に国の有形文化財に登録されています。 建物の管理や修復にもたくさんの手が加わっているため、日々維持するのは難しくなっていたそうで、廃業が決まり今年6月からは解体工事が始まり年内には解体が完了してしまうそうです。
過去に太宰治が滞在し、執筆をしていたと言われていることもあり、変わらない風合いと日本が感じられる数少ない空間が船橋から無くなってしまうのがとても寂しいですね。
写真を撮りに行った際も、慣れ親しんだ建物の最後の姿を残そうと地元の人たちが集まっていました。

建物内に入ることはもうできなくなっていますが、解体が始まるまでは外観の撮影に応じてくださるとのことです。
長い間、風情と寛ぎをありがとうございました。

「玉川」の場所はこちら↓

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